アラビアン・ナイト☆

2013年9月21日(土)

ノイムジカ「アラビアン・ナイト」

                         photo by gomez

先日土曜日、ノイムジカのライブではアラビアン・ナイトと言う企画で、今まで弾いてきたロシア曲とはまた違った、南ロシア、黒海周辺の旧ソ連の楽曲を中心にお届け致しました。

まず、アラビアン・ナイトの最初に持ってきた曲が、リムスキー=コルサコフ作曲「シェへラザード」

リムスキー=コルサコフと言う方は、私の母校「リムスキー=コルサコフ記念ロシア国立サンクト・ペテルブルク音楽院」と、彼の名前が刻まれている通り、我が音楽院にとって偉大な教授でした。

このシェへラザードと言う、バレエ曲でのお話は、舞台はアラビアの宮殿。

シャリアール王の第一の奥さんと、ハーレムの女達が、王の留守中に奴隷達と淫らな大饗宴を始める。

それを目撃した王が全員皆殺しを命令、最後は自分の奥さんまで自ら絶命し、悲しみの中で幕を閉じる。

という大変ドラマチックなストーリー。

私はこのバレエが大のお気に入りで、同じ演出でも何度も何度も劇場に観に行った。

そして今回KANAさんと演奏する事となり、心からウキウキした時間でした

またMisakiさんとはカレン・ハチャトゥリアンのチェロ・ソナタを弾きました。

この曲は私の今までの音楽人生の中で一番好きな曲!!

ただし、演奏する側は楽しいけど、聴く側は疲れてしまう曲w

どんなレアな曲でも置いてあるサンクト・ペテルブルク音楽院図書館でも入手困難な、このチェロ・ソナタ。

また、この曲を献呈されたロストロポーヴィッチも、私の在学中に亡くなられた事もあり、世に広める事が難しくなったこの曲を、今回Misakiさんが弾いてくれました!!

「いつか日本に持って帰って、演奏会で弾きたい!!」と言う私の夢を叶えてくれました!!

その場で聴いて下さった方々も、本当に有難うございました。

いかがでしたか?

次のノイムジカ・ライブは10月27日(日)岡山県の倉敷Penny Laneです。

13時会場、13:30開演。

3000円(ワンドリンク込)

場所:倉敷Penny Lane

PennyLaneのホームページ↓

Cafe & Live House Penny Lane
【倉敷駅前】カフェ&ライブハウス Penny Lane 岡山県倉敷市阿知2-19-29 TEL 086-421-3987 【月・水・木】10:30~18:00 【金・土・日】10:30~21:30 倉敷駅前徒歩8分、アットホームなカフェであり、第一線で活躍中のプロ...

お申し込み→noimy3uka@yahoo.co.jp

お近くの方、遠いけど行くよって方、お待ちしております!!

さて、今日はコントラバス奏者のU-canも加わって、10月11日(金)Ryu with U-canライブに向けて練習しました。

19時開場、20時開演の2ステージ

2500円+オーダー

小学4年生未満 charge FREE / 4~6年生 charge 半額

場所:ZINC Asakusa

東京都台東区雷門2-17-13雷門ウスイビル 8F

正直・・

すごい・・

コントラバスのソロあり、ピアノ連弾あり、ヴォーカルありのユニークなライブ!!

もっと分かりやすく、具体的に説明すると、

深い、

厚い、

お洒落、

立体感、

ご予約→noimy3uka@yahoo.co.jp

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この記事を書いた人

ピアニストユリ
岡山県倉敷在住のピアニスト
ロシア国立サンクト・ペテルブルク音楽院卒
4人のママ
出演依頼、レッスン等、HPお問い合わせページからお願い致します

コメント

コメント一覧 (2件)

  • おはようございます

    カレン・ハチャトゥリアンのチェロ・ソナタは凄かったですね。

    まるで生々しい戦場の情景を眺めているような・・

    調べてみると1966年の作曲らしいですが・・

    この曲を献呈されたロストロポーヴィチ氏はソ連政府から反体制とみなされて1974年に亡命しています。

    でも1966年にソ連政府から人民芸術家の称号を受けてるらしいのでこの時点ではまだ体制側にいたのだと思います。

    それにしても何かと激しく戦ってるようなこの曲は一体・・

    とても興味深いです(´ω`)

  • 吟さんへ

    吟さん、カレン・ハチャトゥリアンのチェロソナタを気に入って頂けて、本っっっ当に嬉しいです!!

    ずっとずっと、日本でも弾きたいって頭の中で繰り返しリピートしていたので、現実になって、吟さんのように気に入ってくださる方がいて、心から嬉しいです!!

    例えばショスタコーヴィッチのシンフォニー「レニングラード」ですが、あれは「スターリン万歳!!」の曲として発表されていますが、あの曲を分析すると「スターリン反対!!」のメッセージが沢山入っていて、暗号になっていて面白いですよ☆

    きっと命がけで書いた曲です。

    当時の演奏家や音楽家、芸術家たちの葛藤が脳裏に浮かびます。

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