夢のあとに

先日ビオラ奏者Maikoさんと共演させて頂きました。

その中で弾いた、フォーレ作曲「夢のあとに」について、Maikoさんが熱く語っておられましたので、

これは、書かなきゃならない

という感情に駆られたので、書きたいと思います。

ガブリエル・ユルバン・フォーレ(1845年5月12日 – 1924年11月4日)フランスの作曲家。

「夢のあとに」は、過ぎ去ってしまった愛しい人の事を想った曲。

フォーレは彼女とラブラブな時期を過ごします。

しかし、そんな甘い時期は長くは続きませんでした。

典型的な韓国ドラマの様な、いわゆる三角関係になってしまうのです。

ずばりオチを言うと・・

ドビュッシーに捕られました!

ドビュッシーの経歴を書いておきます。

クロード・アシル・ドビュッシー(1862年8月22日 – 1918年3月25日)同じくフランスの作曲家。

モテモテの色男。

過去の恋人と元妻をピストル自殺へと追いやる。

奇跡的に2人共、一命を取り留める。

フォーレの恋人を奪い勝つ。

ドビュッシーの曲は「亜麻色の髪の乙女」や、「月の光」など、魅力的で色気がある作品が多い事に対し、フォーレの作品は、どうも、盛り上がりそうになると・・ひく。また盛り上がりそうな所に来ると・・ひく。

そんな、あいまいな、目的地に到着しないような曲なのです。

「夢のあとに」は、恋人を奪われたフォーレが、彼女をkeepできなかった、でも彼女を想い続ける愛が、表れているように思います。

Maikoさんも、この舞台裏を理解し、フォーレの気持ちになって演奏していたのかな。

Maikoさんのホームページ↓

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最近は演奏活動を控えておられるようですが、少しアップされております。

宜しければ、本物の熱いMaikoさんの音楽世界に触れてみて下さい。

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この記事を書いた人

ピアニストユリ
岡山県倉敷在住のピアニスト
ロシア国立サンクト・ペテルブルク音楽院卒
4人のママ
出演依頼、レッスン等、HPお問い合わせページからお願い致します

コメント

コメント一覧 (7件)

  • なるほど

    そんな舞台裏があったのですね。

    フォーレの曲は好きだけど、眠くなるのはそれも理由かwww

    落ち着いてて、抑え目でいい曲多いんですけどね。フォーレだと代表作はレイクイエムになるのかなぁ。あの曲大好きです。

  • フォーレの子守唄

    コタツの足を握りながら涙する韓国ドラマ….は見たことがありません(笑)が、Maikoさんとの放送は、今までとは一味違う空気が感じられましたよ。

    それはガチだったたから??

    さて、フォーレは好きですが、いわゆる「子守唄」が特に好きな曲です。

    物心がつかない頃に聞いていたからかなー。(笑)

    これからも、略奪系のハナミズキの花ではなく、自らの球根の力で花を咲かす百合の花のような曲が提供されることを期待します。

  • だいすけ✿ฺฺ(◡‿◡ฺ*)*❤

    まずは、2人の作曲家にご飯を食べる時、ひげ!じゃまでしょう? ☚と、突っ込みいれてっと。。。。。チラッ(・`ω|襖| 音楽に限らずすぐれた作品、すばらしい曲を作るには、恋愛によって、やる気と創作意欲を増強する 方程式のようですね Yuriさんも何歳になっても恋をしましょう( ◜◡~)♡(~◡◝ )、。・:*:・゜`♥         ァハハ(・ω・`。)。oо○(愛想笑い)  しかし、Maikoさん演奏♪激ウマ!どんどん人前に出られること(ニコニコ生放送+笑いの壺と友に)を希望します。☆゜+。Y⌒Y⌒Y。+゜☆

  • これは大変!

    いやはや、とっても考えさせられる記事です。

    私は今までクラシック作家の生涯や性格まで考えて楽曲を聴いた事がほとんど無いので。

    (逆にPOPS・JAZZ系では、その人柄が凄く気になります)

    ドビュッシーの音楽が大好きなのですが、この記事を読んでしまったからには

    これから彼の音楽をこの「知識フィルター」を通して聴く事になるので困りました(^^;

    でもなんだかフォーレの事をひいきしてしまいそう。

    「夢のあとに」は昔よく演奏しましたが

    この背景を知ってから聴くと、またとても感慨深いものが有ります。

    でもこういう小作品て実は難しいですね。その人の技量がよく分かってしまうから。

    Maikoさん確かに内面に切り込む演奏で素晴らしかったです!

    今まで聴いた「夢のあとに」の中で一番の名演だったと感じました。お世辞ではなくて☆

  • おはようございます

    肖像画を見るとフォーレのほうが男前な気がするんですが(-□-;)

    世の中、顔だけじゃないですね。

    ドビュッシーはきっと話が面白かったのかな?

    いや、2人自殺に追い込んでるから「どS」な奴かもしれないw

    もう実際に会えないから、どうかわからないけど

    こうゆう推理は歴史の醍醐味ですね。

    17日楽しみ!あと10日後ですねw

    それではでは。

  • 虚ろなフォーレ

    音楽家同士の恋のバトル・・・

    すごく激しそうですね(;´Д`) うぅっ。。

    ところでフォーレの肖像画が思いのほか生気がなく、

    悲しげに見えるのは私だけでしょうか?

    こういう豆知識を知って曲を聴くと、

    また違った世界が見えてくるんでしょうね。

    これがゆりさんがおっしゃっていた、音楽の内側というものなのでしょうかね( ・ω・)?

  • コメントありがとうございました。

    はぷち

    フォーレのレクイエムがお好きなのですね^^

    私はコンサートなど生では聴いた事がないのですが、美しい曲ですね。

    フォーレの音楽って、独特で、大好き派と苦手派に、極端に分かれてしまうらしいです。

    でも、はまると、やみつきになるとか・・^^)

    立ち見Aさんへ

    いつも放送で温かく聴いて下さって、本当にありがとうございます!

    はい、Maikoさんとは「ガチ」で演奏しました。

    いつもガチで演奏するのですが、今回ゲストのMaikoさんは一つ一つの曲に全力で挑んで下さいましたので、横からガンガン伝わって来るのです。

    本当に楽しい時間でした。

    球根の力で花を咲かす百合の花、目指します^^)9

    だいすけさんへ

    (笑)!!

    確かに邪魔そうですw

    あのお髭で、例えば納豆を食べてしまえば、どうなってしまうのでしょうか・・。

    そうですよね、だいすけさんが良くお分かりのように、作曲者、演奏者、共に恋愛が大切になってきます。

    また豊富な人生経験。

    過去にどんな経験をしても、それが全て音楽に必要とされているのです。

    音楽って全てを受け入れてくれる。

    だから失敗も成功も失恋も鬱も幸福も、経験すればする程、音楽が受け入れてくれると感じます。

    S・ムーミンさんへ

    ムーミンさんはドビュッシーの音楽が大好きなのですよね。

    私も好きです。

    聴いていて心に入って来ます。

    「知識フィルター」与えちゃって、ごめんなさい><

    もう一つ言ってしまうと、私はチャイコフスキーが大好きです。

    彼って実生活では、同性愛、躁うつ病、ヒステリー女性と偽装結婚、9週間で破局、酒豪、ヘビースモーカー・・・むちゃくちゃなんです。

    でも、それが私の大好きなチャイコフスキーなんです。

    ムーミンさんの気に入って下さった、Maikoさん演奏の「夢のあとに」、ガチクラ!!コンサートでも曲目に入っております。

    是非お楽しみ下さい。

    玄界灘八郎さんへ

    確かにフォーレのほうが男前ですよね!

    顔じゃないのですね~。

    特に世に言われるイイ女達は「中身重視」だと思います。

    実際ドビュッシーに捕られたフォーレの恋人は、とても魅力的なイイ女でして・・。

    きっとドビュッシーの輝く才能とか、価値観とか、相性とか、何か分からないけど、内面の何かに魅かれたのでしょうね。

    ころっそ(仮)さんへ

    (笑)!!

    確かに生気がないw

    血行がよろしくないですね。

    音楽の内側、そうです、そうです、一つの作品を追求したり、自分の感情に一致させたり。

    変人度アップしちゃうのですけど・・(汗)

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